子供に媚びて甘やかす。これほど危険な行為はない!!
どこまで続くのかミニバン人気……。こんなことがクルマ業界で囁かれている。ミニバンは、その広い居住空間から、ファミリーカーの王座に鎮座している。休日、ドライブに出れば交通渋滞に巻き込まれ、子供がグズる。チャイルドシートに座らせられた子供にしてみれば身動きが取れない状態である。ワケもなく騒ぎ、グズり、泣き喚く。渋滞に巻き込まれイライラしているのは子供だけではない。大人だって、本当はグズりたい。だが、大人は我慢ができる。グズる子供をなだめるために、飲み物や食べ物を与え、子供を騙し、甘やかす。渋滞とは言え、わずかながらも動いているクルマの中、子供は飲み物をこぼすはビスケットやらセンベイを食べこぼす。日常、よくある光景である。しかし、そのクルマにわずかながらダニが住み着いていたとしたら、食べこぼしや飲みこぼしはダニにとって、カッコウの餌となるのだ。ダニの増殖を誘うだけということが、ダニサイクルを理解できれば納得できるだろう。クルマの中で食べこぼし、飲みこぼしは禁物なのである。アトピー性皮膚炎や喘息の誘発要因を考えたら、とてもできる行為ではない。
多くの人はクルマ内部の汚れには鈍感だ。シートやフロアカーペットについた泥汚れは、神経質なまでに清掃するがビスケットやクラッカー、センベイといった食べ物の食べこぼしは「どうせ食べ物なのだから……」と、指先で払う程度だ。これがいけない。ダニの増殖を誘うことになってしまう。
クルマを磨き上げるのもいいけれど、肝心なのは内部の徹底清掃だ。
家の中は毎日のように掃除機を掛けて掃除をする。ところがクルマの掃除となると必死になるのは外観、ボディだろう。コイン洗車場でたっぷりの水を使って洗い、仕上げにワックスでピカピカに磨き上げる。室内はダッシュボードやメーター周り。それにフロアマットを水洗いする程度ではないだろうか。
見た目の印象を重視すれば、シートやフロアカーペットは気にならない場所であることは確かであり、ワックスをかけるボディとは扱いが違う。
ところが、シートやフロアカーペットこそがダニの棲家だ。本来ならば外観以上に徹底して掃除をする必要がある。ドアというドアを開け放ち、空気を入れ替え乾燥させる。そして掃除機を使って細かいゴミまで吸い取る。シートやカーペットの繊維に絡みつくようにしているダニを吸い取るのは簡単ではないかも知れない。ガソリンスタンド任せの洗車、室内清掃では、ダニまで吸い取るということはしてくれない。これはダニ対策としてクルマの持ち主が納得するまで、自分の手で清掃するしかないのである。
チャイルドシートを装着しているなら、そのシートと周辺は特に念入りに清掃しなければダニの増殖を促進するだけである。
ダニの糞、砕けた死骸を全部吸い取ってやるという意気込みで掃除するしかない。
クルマの中を食い物のカスで散らかすな。乾燥させておけ。ゴミ、チリは徹底的に掃除するという信念と執念が必要なのだ。
ダニ対策の有効手段は?
蚊や蚤、ゴキブリのように、殺虫剤で殺しただけでは済まないという、厄介なダニ。死骸をそのままにしていては、アレルギーを誘発してしまう。
では一体、どういう手段を講じればダニ対策になるのだろうか?
ダニの性格を知りぬき、どういうことでアレルギー誘発要因になるのかを理解しなければ本当のダニ対策にはならない。
日常のクルマの手入れでできることは車内を乾燥させておくことと、車内の徹底清掃しか手段はないといっていい。それにダニの餌となるようなモノを室内に残さないというのも有効だといえるだろう。快適な空間を提供してくれる現在のクルマは、住宅の居間と同レベル。走るリビングルームと言って間違いではない。
はてさて、有効なダニ対策は……。
「ダニ捕りロボ」「ダニ捕りマット」なるものをご存知だろうか。元々は家庭用のダニ対策用品だが、これがクルマにも有効だと判断できた。その仕組みはダニが好む誘引剤を使うことで、ダニを集めて容器の内部で処理してしまうという。死骸や糞も同時に処理してくれるという、ダニ対策に頭を抱えている人にはなかなか嬉しい商品。これをクルマ内部に置いておけば、ダニはそこに集中するのである。
ダニ捕りロボ、ダニ捕りマットについてもっと詳しい情報はhttp://www.tcb-j.com (有限会社ティシビィジャパンまで) |