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第56回 スカイライン・クロスオーバー
四駆か、それなら仕方なかんべぇ!

 以前からスカイラインベースのSUVが国内販売されると、そんな噂が流れていた。 その噂は事実だった。 「四駆か、それなら仕方なかんべぇ!」とばかりに、御殿場周辺で行われた試乗会に出かけてきたる。 <続きを読む>

 
第10回 ヴォクシー&ノア
ミニバンは贅沢過ぎるファミリーカーか?
ファミリカークラスミニバンの筆頭に君臨するヴォクシー&ノアがフルモデルチェンジを受けて登場した。実に何とも、まったく驚きのミニバンだ。小さな親切というのか、大きなお世話と言ったらいいのか。それはまるでユーザーの希望と欲求をすべて受け入れた、贅沢の極致にミニバンが到達してしまったのではないかと思うほどだったのである。

トヨタ、そこまでユーザーに媚びなくてもいいんじゃないの……。
旧型に比べ、確実に進化していることは間違いない。フロアを低くして乗降性を向上させたり、2列目シートをチャイルドシートへの乳幼児の乗せ降ろし楽にできるチャイルドケアモードの装備。さらに3列目シートをワンタッチで格納するワンタッチスペースアップシートを装備したり、その装備は至れり尽くせり。これ以上親切で、言い方を変えればおせっかいなミニバンは他に類をみないほどだ。
「いつかは、こういう装備が出てくると思っていた」と考えていたことが、現実のものとして目の前に示され、呆れるほかはない。
広い居住空間は夫婦と子供二人という家族にプラスしてオジイチャン、オバァチャンまでの3世代が一度に乗車して不満はないだろう。
ミニバンがはやった背景には、狭いクルマで子供がグズるのを嫌うためという項目がある。広い室内で好き勝手にさせていれば子供はグズらないという、妙な方程式がある。確かに間違いではない。ミニバンのフロントシート以降は子供の解放区である。寝たければ寝ればいいし、ゲーム、DVDも見放題だ。
しかし、それでいいのかという考え方だってある。子供の乗降を考慮したチャイルドグリップなど、その代表だ。今度のヴォクシー&ノアの新装備はどうやらユーザーのニーズを盾に、メーカーが「これでもか!」と言わんばかりに便利で快適、子供にも優しい。簡単操作をテンコ盛りにした印象を強く感じる。
クルマと子供部屋のコラボレーションといったところだろうか。

新エンジンのバルブマチックはエコ効果だけじゃないのだ! 
新開発の2リッター3ZR−FAEエンジンは吸排気のバルブタイミングをコントロールする吸・排気連続可変バルブタイミング機構と連続可変バルブリフト機構を組み合わせたバルブマチックを採用。走行状況に応じてバルブリフト量を連続的に変化させ吸入空気量をコントロールすることで燃焼効率を高め低燃費と高い動力性能を実現している。
カタログデータによれば3ZR−FAEエンジンは同じ新開発の2リッター3ZR−FEに比べ10・15モード走行燃費で14、2km/L。因みに3ZR−FEは13、4km/L。数値だけ比べても、エコノミーエンジンであるかがわかる。
ところが、そのエンジンフィールは連続可変バルブルフト機構のせいなのか、まるでスムーズ。吸・排気連続可変バルブタイミング機構のみの3ZR−FEとはレスポンスが違うのだ。そのメカニズムの違いは現物を見ても理解しがたいし、口で説明されてもわかるものではない。だが、実際にクルマを乗り比べてみるとエンジンフィールの違いはわかるだろう。スムーズなエンジンで燃費もいい。嬉しいエンジンが登場したものである。

押し付け的な装備は果たして、万人向けなのか?
あれば便利で快適な装備は、このクラスのミニバンならではのものだと思う。乳幼児のいる家庭や、幼稚園、小学校低学年の子供がいる家庭では、数々の装備はありがたいものだと思う。しかし、ヴォクシー&ノアはワイドヴバリエーション。広い室内空間をどのように使いこなすか、ミニバンをミニバンらしく使うユーザーにもファミリーカーとして使うユーザーにも対応している。
ちょっと硬派で男っぽさを強調したヴォクシーはネッツ店、マイルドファミリーカーを演出したノアはトヨタ店での取り扱いだ。

Written by 西村 光生

次回もお楽しみに!
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