| MSTV.JP |動画の無料配信|画像|記事|東京モーターショー|旧車|自動車|バイク|ドレスアップ|ドリフト|コンパニオン|
TOP新車&インプレノスタルジックカスタム イベント車窓の世界バイク

第56回 スカイライン・クロスオーバー
四駆か、それなら仕方なかんべぇ!

 以前からスカイラインベースのSUVが国内販売されると、そんな噂が流れていた。 その噂は事実だった。 「四駆か、それなら仕方なかんべぇ!」とばかりに、御殿場周辺で行われた試乗会に出かけてきたる。 <続きを読む>

 
第17回 トヨタ・ヴァンガード
こいつはイケる。ヴァンガートって名前がいいじゃん!!
 ヴァンガード……。団塊の世代には懐かしい響きの名前だ。かつて、VANという若者に人気のファッションリーダー的ブランドがあり、そこのアメリカンフットボールチームの名前がヴァンガーズだった。そんなこんなで、ヴァンガードというネーミングはちょっと胸キュンものかも知れない。

RAV−4の兄貴分だと、タカをくくるなって……。
 ヴァンガードはミドルクラスの7シーターのSUV。スタイリングはクルマの周囲をグルリと眺めてみると「何だか、似ている。何処というワケではないが、似ている」と、何かを思い出させてくれた。
「これはまるでRAV−4のお兄さんではないのか?」
 こと、細かに比べてみると、雰囲気は確かに似ている。フロント回りは専用デザインでまとめられているが、ボディサイド、リヤなどはRAV−4そのもの、それに全長も長い。
「なるほど、長いRAV−4じゃなか、顔は違うけど……」
 その通り、RAV−4であり、その北米モデルなのである。全長4,570ミリ、全幅1,855ミリ(Gパッケージ)全高1,690ミリ。RAV−4に比べ、全長で240ミリ長く、ホイールベースも100ミリ長い。
  ミドルクラスとしてリミット一杯のサイズといったところだろう。特にGパッケージはオーバーフェンダー付で標準車に比べ40ミリ幅が広い。

エンジンは3.5のV6と2.4リッターの4気筒だ。
 搭載エンジンは4気筒の2.4リッターと3.5リッターのV6の2種類。7シーターを売りとしているが2列5人乗車も設定されている。
 室内は標準車にしても贅沢な印象だ。トップグレードのGパッケージなど、印象は高級車といっていい。
 さて、その走りだが、3.5リッターモデルの走りは全域トルクフルといったらいいのか、力強い。しかも静粛性に優れ、いわゆるSUVの域を超えたものだ。組み合せられるのは5速A/T.家族、友人らとアウトドアフィールドを目指してドライブするには、もったいないと思わせる走行性能、動力性能と装備を備えたクルマであり、SUVと呼ぶ以前にハイウエイクルーザー的な雰囲気が漂う。
 一方、2.4リッターモデルはCVTを採用。動力性能、走行性能に不満はない。3.5リッターモデルと比べ、決定的に違うのは回頭性のよさだ。エンジン本体の軽さがモノをいい別荘地などや林道などのフラットダート、ワインディングロードをアクティブに攻めることができる、SUVを道具としてみると、扱いやすく、ドライビングを楽しめるのは2、4リッターモデルだと言っておこう。気になる3列シート、7シーターだが、余裕があるとはいえ、3列目リヤシートは緊急用の域を出ていない。その分、床下収納は見事な細工だ。窮屈だが、座れるシートであり、広いラゲッジは有効だと思う。

最後の最後の戯言!
 家族であれ、友人であれ同乗した人間を安全に目的まで送り届けられるクルマこそ優れたクルマ。その選でいうならSUVこそ優れたクルマではないだろうか。積雪、豪雨、土砂などなど、行く手を阻む路面の変化。これに立ち向かうのが4WD。ヴァンガードに採用されている4WDシステムは「S−VSC+アクティブ4WD協調制御」さらに低ミュー路の上りで効果を発揮するヒルスタートアシストコントロール。下りで効果絶大のダウンヒルアシストコントロールと、痒いところに手が届く装備が与えられている。その上、環境、安全対策は言うに及ばずなのである。
 SUVとはいえ、武骨なSUVとは大違い。4WD、クロカンマニアを満足させるとはいいがたいが、優れたフェミリーカーという視線でヴァンガードを評価すると、贅沢すぎるファミリーカーということができる。
 まだまだ、冒険心を失ってはいないというお父さん。ドライビングが楽しめ、その先まで足を延ばしたい気持ちがあるなら2.4リッターモデルをお勧めしよう。
 3列シートで7人乗車……。ミニバンより、はるかに気が利いていると思う。
 ヴァンガードはちょっと贅沢で、男の心を刺激する街にも似合いのSUVである。ライバルと黙されるのはサイズ的にみてアウトランダー辺りか。さて、どっち? 

Written by 西村 光生

次回もお楽しみに!
チャレンジ 三宅島 モーターサイクルフェスティバル
MSTV編集の「昭和二十年DVD-BOX」映画を超えた真実のフィルム!発売中!
mstv.jp関連&推薦作品
シルクロード 砂漠紀行
インド
キャンギャル コレクション
©2011 MSTV.JP All Rights Reserved.