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第56回 スカイライン・クロスオーバー
四駆か、それなら仕方なかんべぇ!

 以前からスカイラインベースのSUVが国内販売されると、そんな噂が流れていた。 その噂は事実だった。 「四駆か、それなら仕方なかんべぇ!」とばかりに、御殿場周辺で行われた試乗会に出かけてきたる。 <続きを読む>

 
第32回 NISSAN GT-R
「カッコいい」とはズ抜けて早くて、やたらと高い。
マニアにすれば高価ではないが!

  人の目に、GTRはどのように映るのだろうか……。個人的な印象は不気味なクルマに見えた。不気味と思った瞬間、こっちは負けだ。レースであればスタート前から張ったりに負ける、アレである。不気味と感じたのはヘッドライト。半眼開きで獲物を追う鮫のようだとは思えないか。しかし、張り出したフェンダーは膨らんだ河豚を思わせるし、リヤ周りは北京ダックになる前のアヒルの尻に見える。
  「どうですか、GTR……」と、よく聞かれる。これは商売上のことで仕方がない。  で、答えは「いいんじゃないの、欲しいやつが買うんだから」と、こう答えるしかない。
 それともう一つ。GTRはでかいクルマだ。全長4655ミリ、全幅1895ミリもある。
 それでエンジンはというと
353kw(480ps)/6400回転。
トルクは588N・m(60kg・m)/3200〜5200回転。
トランスミッションは
GR6型デュアルクラッチトランスミッション。
ファイナルドライブ一体型トランスアクスル方式。
「普通の場所にトランスミッションはないぞ」といういうことだ。
 ところで、GTRは3グレードと表現していいのか7770000円のGT-R。
8347500円のGT-Rプレミアムエディション。
7927500円のGT-Rブラックエディションが設定されている。
どのグレードも7000000円の軽くオーバーしているのだ。
「半端じゃねぇ!!」というクルマである。

すべてが驚き。でもどうやってGTRを楽しむか、それを考えよう。

 何はともあれ、試乗する機会に恵まれた以上、得意分野ではないクルマも運転しなければならない。文句を言いつつも運転席に収まる。ブラック&シルバーでコーディネイトされたインパネ、室内をわかりやすく言うなら「戦闘的」であり、運転手を「その気にさせる」演出が過剰気味だ。それはそれでよしとしてエンジンを掛けると、これが意外にもおとなしい。静かなのだ。ところが4000回転付近まで回してみると明らかに音が違う、質が違うのだ。
 走りだすと、クルマがドライバーに対して「もっとアクセルを開けてみなされ……」というような雰囲気がある。その気になって、アクセルを開けると、その加速はすさまじい。 「このクルマの性能を試すには免許がいくらあっても足りない。高速でも一般路でも、命がけでなければ、性能を知ることや限界を知ることは無理だ」と思わされる。
 いくらGTRとは言っても時速20キロは軽自動車と同じだ。まぁ、はっきり言って並みのクルマとも違いがわかるのは150キロか、それ以上の速度域ということになるだろう。 
 性能的にはフェラーリやらランボルギーニ。ポルシェと互角であろう。ところが、ほとんど注文生産に近いフェラーリ、ランボルギーニに比べてGTRが量産車。そして競技などに出ない限り、メンテナンスフリーといっていいだろう。 
 この、普通のクルマと一緒の扱いで高性能ということを思えば、オイルマネーでがっぽり稼いでお金の使いよう困っている中東付近の国々の人、クルマ好きは、それこそ金にモノを言わせてでもGTRを手に入れるだろう。現に、その現象が起こっているではないか。あくまでも噂ではあるが、7770000円のGTRが、軽く1千万円を越える金額で取引されているという。 
 とにかくGTRは大したクルマだ。一般人民は街中で出会うGTRを目で追い、レース場でその勇士に声援を送ることでGTRを楽しむってのはいかがかな!

Written by 西村 光生


次回もお楽しみに!
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