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第56回 スカイライン・クロスオーバー
四駆か、それなら仕方なかんべぇ!

 以前からスカイラインベースのSUVが国内販売されると、そんな噂が流れていた。 その噂は事実だった。 「四駆か、それなら仕方なかんべぇ!」とばかりに、御殿場周辺で行われた試乗会に出かけてきたる。 <続きを読む>

 
第36回 アウディ・R8試乗記
何といっても「究極」なのである。

 アウディ・R8が日本上陸を果たしたのは2007年 7月。  究極のスポーツカーとしてプレミアムスポーツカーの市場に参入した。
 ゼッケンをつければ、そのままサルテサーキットを疾走できそうなスタイリングとレーシングマシンそのものといえる面構えで、 初対面の人間を脅かしてくれる。
 日本デビューから10ヶ月が経過して、試乗のチャンスに恵まれた。 その試乗中、高速道路のサービスエリアにR8を止めると、 多くのクルマ好きがR8を取り巻き、スタイリングと面構えは未だに新鮮さを失っていないことを実感した。
 
 そのスタイルはまるでレーシングマシン。道路より、サーキットがお似合いだ!

  アウディR8は、ルマン24や、 多くのレースで勝利を収めたレーシングカー「R8」のDNAを受け継ぐスポーツカー。 最大で420馬力の実力を発生する高回転型V8エンジンをミッドシップに搭載、 そのエンジンがリヤからまる見えと、見た目の演出にも凝っている。 最高時速は301キロ、0〜100メートル加速は4.6秒と、この原油高の時代、 狭い日本のどこで、その実力を試せばいいのか、頭を悩ませる。  全長4435ミリ、全幅1905ミリ、そして全高1250ミリという、 ワイドで地面に張り付きそうなボディスタイルは、思わず「本気かよ」と言いたくなるし、 フロント235/35ZR19、リアに295/30ZR19という大径タイヤを装着し、 スポーツカーという以前にレーシングカーを彷彿させる。  運転席に乗り込む。車高が低いことと、バケットタイプのいわゆる脇高シートのため、 乗降時にはいやでも大股開きとなる。 スカート着用の女性がR・8に乗り降りする機会を目にしたら、結構楽しみだということがいえる。 但し、女性の年齢やら質も問題だが……。  運転席はなるほどスポーツカー。 低い目線は地面に直接座ってしまった気分だ。 目の前にはこの種のクルマとしては、あっさりとしたデザインのメーターがレイアウトされている。 トランスミッションはシーケンシャル式の6速。「Rトロニック」を採用。  2ペダル方式で、オートマチックとマニュアルの2タイプのドライビングが可能だ。 ジョイスティックもしくはハンドル部のパドルでシフトチェンジが行える。

 目を見張る贅沢なメカ。速く安全に走り、そして速く、短く止まるってか。
 サスペンションは前後ダブルウィッシュボーン。バネ下重量軽減のため、 全てのサスペンションアーム類は鍛造アルミ製。 オプションで流体磁性体で減衰力を可変するアウディ マグネティックライドも設定されている。 ブレーキはドリルドベンチレーテッドディスク。 フロント380mm、リア356mm。キャリパーは標準で前が8ピストン、後が4ピストン。
 ショックアブソーバーガス封入式。 オプションで磁性体を含んだフルードを封入「アウディ マグネティック ライド」を搭載可能。 磁力でフルードをコントロールし素早く繊細なサスペンション制御が可能。 新型の「クワトロ・フルタイム4WDシステム」には従来のトルコン式ではなくビスカス式を採用、 走行性能と安全性を高めている。

 どこを走るか、どう乗るか。ただ走るだけならR.・8は宝の持ち腐れだぜ……
 走りだしてみると、気になるのは足の硬さ。 スポーツでもノーマルでも硬い乗り心地であることはいうまでもない。 「これがドイツ式スポーツカーの足」と言われれば、それまでのことだが、 個人的にはポルシェの足のほうが出来は上、完成度が高いと感じた。
 さて、そのパフォーマンスは4、2リッターのV8の威力である。 420psのパワーと43、8kg/mのトルク、そして1630kgという車重を考えてみてくれ。
若者用語でいうところの「ハンパねぇ走り!」ということだ。
発進加速はフルでアクセルを開ければ「ズッキューン」と加速。高速道路なら、 そのまま楽々と100マイルクルージング。
 因みに5速の最高速250キロ、6速で301キロというカタログデータがある。 まぁ、とてもではないが、アラブの石油成金並みに、R・8を楽しむには、相当な覚悟がいるというわけだ。
究極のスポーツカーと取るか、究極の遊びグルマと取るか。何しろ価格は1670万円。 燃費のことは触れたくないが、大食いレベルだ。

Written by 西村 光生


次回もお楽しみに!
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