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第56回 スカイライン・クロスオーバー
四駆か、それなら仕方なかんべぇ!

 以前からスカイラインベースのSUVが国内販売されると、そんな噂が流れていた。 その噂は事実だった。 「四駆か、それなら仕方なかんべぇ!」とばかりに、御殿場周辺で行われた試乗会に出かけてきたる。 <続きを読む>

 

Special Column どうなるモータースポーツ界

ついに、 モータースポーツにも不況の影が…

F1も、WRCも寂しいことになるぜ、来年以降。 頼みの綱はトヨタF1チームの頑張りだけど、いつ「止める」と言い出すか、それがどうにも!!


 つい、先日のことである。
今年1年を振り返ると、 そんなことをテーマに座談会が行われ、私も出席した。
ホンダのF1撤退。
トラックの引きずり事故。
トヨタIQの話、そして来年はという、いくつかのテーマが設けられ、 それに沿って話をしようというものだった。

 特に、モータースポーツは興味のある部分で、
ホンダはいい時期に撤退を発表したものだ、病気で言えば、早期発見のようなもの。 あれで救われるだろうと、話が進んだ。 で、トヨタのF1に話題が及ぶと、もしかして引き際を逃したのかもしれない。
バーレーンのテスト走行にも参加しているから……。
しかし、こればっかりはわからない。
シリーズ戦に顔を連ねるのは、それは参加チームの勝手であって、そこにはファンの声など一切関係はない。
 座談会に顔を連ねたモータージャーナリスト5名は、 それぞれに勝手なことを喋ったのだが、モータースポーツの灯が一時的(?)に消えることを悲しんだ。

 例えば「ホンダ、頑張れ。 日本の星だ、太陽だ!」と世界中のホンダファン、 日本のホンダファンがF1撤退中止を、声に限りに叫んでも通用しない。
「ウチ、そんなこと言われても、お金ないからね!」と言われれば、それで終わりだ。 トヨタだって、いつF1撤退を発表するかわからない。
 去年のアグリチームを思い出してほしい。F1撤退はシーズン途中だった。 「やってらんない、勝てないし、金はないし」となれば「やーめた!」で話は決着する。
 座談会の話題に花が咲き、そして次ぎの話題はWRC、ラリーチャンピオンシップである。
当然、話は日本から参加のスズキとスバルである。 と、そんな話題は、どちらのメーカーが先にモータースポーツから手を引くかとなった。
「スズキかな、スバルかな……」

 先に撤退を発表したのはスズキ。
無駄なことはやってられない、すぐに止めると、きっぱりと活動中止を発表した。
12月15日のことである。
その翌日、スバルがWRCから撤退を発表した。

 F1の場合、かかる費用は何百億円。
一方、WRCの場合、スバルの発表によれば70億円単位の出費だという。
スバルチームは2005年以来、勝ち星に恵まれず活動休止と宣言してもいい状況だったと言えるかもしれない。
 いさぎいいではないか、後ろ髪を引かれる思いであろうが、 ここですっぱりと「ヤーメタ」と宣言をしたのである。うじうじしているよりも、サバサバして小気味いい。

 とにかく、100年に一度の不況なにである。 これまで世界の頂点でふんぞり返っていたビッグ3だって、 この不況には勝てない。
いや「不況の原因はお前らだ!」という人も少なくはないはずである。
景気の回復はいつになるかわからない。100年に一度の不況がいつ果てるとも知れない。

 ここでは・・・いつになる話かわからないが、

ホンダのF1がサーキットで、
スバルとスズキがラリーフィールド
で、
暴れまわってくれることを望みたい。

 残念ながら、モータースポーツファンとしては情けなくて、寂しいけれど、
・・・・・・その日を待とう。

それしかないんだから・・・・・・
                     

Written by 西村 光生

次回もお楽しみに!
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