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まるで砂漠。数十キロ、砂と微粒子の泥の大地を走った。高原地帯に、乾燥したフラットな台地があるとは、地図で確認ができなかった。
| 賽の河原とでも。連続するがれ場。そこに九十九折れの道が伸びている。酸素が希薄で人間も辛いがクルマも辛い。 |
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ひと山がそっくりラマ教の寺院。感覚的な表現をすれば、仏陀の世界である。異教徒が、仏陀の世界に侵入。荘厳な気持ちになるのは、日本人だけではなさそうだ。
| まるで神々が宿っているような、そんな気持ちで合掌したくなる景色が連なる。ところがヒマラヤレベルで見ると、山麓であり裾野なにのだと。目指す場所までは遠い…… |
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幻想的にも思えるヒマラヤの山麓。どこが聖なる山、カイラスか見当がつかない。
| カシミア山羊を抱きかかえて倒し、櫛で梳く。
「いい毛を残せ。いい毛が欲しい。もっと伸びろ、お前の毛……」そんな歌とともに、カシミア山羊にブラッシングする、山羊飼い。
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砂岩の山、強風でできた風穴をみた。季節によって強烈なヒマラヤオロシが吹きまくるのだろう。
| 崩れ落ちそうな岩山の山岳路。インド亜大陸がユーラシアにぶつかったときの衝撃が今もしっかりと残っているのか…… |
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森林限界線はとっくに越えている。屋根に乗っているのはイスラエルのカメラマン。
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その右手がダイニングテント。 |
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