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第56回 スカイライン・クロスオーバー
四駆か、それなら仕方なかんべぇ!

 以前からスカイラインベースのSUVが国内販売されると、そんな噂が流れていた。 その噂は事実だった。 「四駆か、それなら仕方なかんべぇ!」とばかりに、御殿場周辺で行われた試乗会に出かけてきたる。 <続きを読む>

 
第6回 初っ端からインド下痢!。 

食事を終えると、どうにも腹の具合が思わしくない。下痢気味になった。  
 いくらなんでも高山病ではあるまい。
インドに到着してから口にする物には注意をしている。 
 これからクルマが置かれている場所に移動のはずだ。どのくらいの時間移動するのかわからない。
出発前、便所に駆け込む。
 多分、こんなに綺麗で豪華、清潔な便所にはお目にかかれないだろうと、ゆっくりと用を足し、ついでに予備のトイレットペーパーを失敬した。 
   観光バス二台はデリーを離れる。どんどんと離れて田舎方面を目指す。二時間ほど走って休憩である。 
 田舎の土産屋か、それともインドローカルのドライブ・インなのか、バスは停まった。  タイミングを見ていたかのように、腹がシクシクしてきた。  
「ヤ、ヤバイ。トイレはどこだ?」 
 トイレットペーパーを手に周囲を見渡すと、掘っ立て小屋がある。サリーを纏った色黒のおばさんが、掘っ立て小屋の前でどっかりと椅子に座っているではないか。  
「トイレか?」 
 こっくり 戸を開けようと、汚い取っ手に手をかけると、その手をむんずと掴んだ。 
「マネ、マネ!」と手を出す。 
 しかし、金の両替はしていない。参った。 
 漏れそうな雰囲気なのである。
 仕方がない。クルマの置いてある場所まで同行するという、空港で出迎えた男に事情を話す。  あれはいくらだったのか。コインを奪って、慌ててトイレに引き返す。
 おばさんにコインを渡すと、半ば強引にトイレに入った。おばさんは外で何やらガナリたてているが、ヒンディー語は理解できない。
 凄く、強烈なトイレだった。大きな穴が掘られ、強烈な匂いで満ちていた。
 薄い平板が、角材の上に乗せられただけで、足元は不安定でグラグラ、ユラユラ。  そんなことにかまってはいられない。
  咳き込み、同時に目がシバシバ。目を閉じ、息を止め、踏ん張る。
   出すものを残さず始末しなければ。そっちのほうが先決問題である。
  短時間で用を足した。いくらなんでも、もう、残ってはいないだろう。
  最後にプゥーとガスが出た。
   さっぱりとした。これで、あとは大丈夫だ。失敬したトイレットペーパーが早速、役立った。
 どこまで行くのか、あと何時間か。いわゆる日程表を受け取ってはいない。
  すべてが「あなたまかせ」の冒険旅行なのである。  
 ホテルからスタート地点と思われる、クルマが置かれた場所まで延々とバス移動だ。バスはガンジス川沿いに北に向かう。多分、4時間近く走った。  
 そして日暮れ、クルマが置かれている素朴な村、チャウパイに到着した。 
   朝から、この時間まで、とてつもなく長い一日。 
   まだ終わりではない。 
 
 

<続く>

何事かと、一家総出でヤジウマと化した一家。どうやら、これが中の上と言えるインド人家族のようである。その他、本当のヤジウマのガキもいるが……。 ガンジス河河畔のガート。ヒンズー教徒の沐浴場である。この下流では火葬が行われていた。川の右岸が清浄の地。左岸が不浄の地とされている。
田舎のスーパーマーケットとでも言おうか、冷たい飲み物、新鮮野菜。バナナにお菓子と、なんでもある食料品店。 道路からはるかに下。ガンジス河に注ぐ支流。生活道路があって、田んぼや畑もある。しっかりとした生活が営まれていることがわかる。デリーから3時間ほどの田舎だ。
通過した町にあった寺院。ヒンズー教のものか、あるいは他の宗教なのか。周辺にはバザールが点在していた。圧倒的に衣料品屋が多い。 駆け込んだドライブインの向かいで、焼きトウモロコシを売っていた少年。写真右、クルマの中にはインド人らしいヒゲのシーク教徒が……。
 
Written by 西村 光生
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